人気のプログラミング言語
最新がもてはやされる業界にあって、古い言語でありながら今も平均年収が高いJavaが注目されています。しかし、200種類以上もあるプログラミング言語の中からこれだと思う1つを選ぶまでに、いろいろと迷ってしまう人は少なくありません。Javaエンジニアでいこうと思っている人の中にも、本当にこれでいいのか決断に迷っている人もいるでしょう。
そこで、Javaを客観的に見るため、世界で人気のあるプログラミング言語ランキングの上位5つの言語を見ていくことにしましょう。
1位Java
Javaの安定的な人気は世界規模です。検索エンジンで最も多く検索されていることからもその人気ぶりがうかがえます。Java最大の魅力はOSに依存せずに開発できる汎用性の高さです。WindowsでもMacでも使えるというのは、エンジニアにとって大きなメリットです。Javaで作れるものは多く、各種アプリケーションはもちろん、金融などの大規模システムや企業の業務管理システムなど、さまざまなシステム開発が可能です。Javaを使った世界的に人気のサービスでは、TwitterやEvernoteなどが有名です。
2位のC言語と3位C++は互換性あり
2位はC言語です。開発されたのが1972年ということで、数あるプログラミング言語の中でも歴史ある言語として有名です。難易度的にはかなり高めの部類なので、初心者が最初に学ぶ言語には不向きでしょう。ただし、深くしっかりとプログラミングを学びたい人は、C言語を学んでみるとコンピューターの動きについての理解をより深めることができるでしょう。C言語が使われるのは、OSやロボット開発、ソフトウェア開発です。また、近年注目のIoTにもC言語が使われています。Webアプリケーションなどのような見えるものというよりは、Webサーバーなどといった見えないものによく使われているイメージです。
続く3位がC++です。C言語を拡張したものとして開発された言語というだけあり、開発効率はC言語より上です。C言語との互換性があるため、C言語とセットで使われることが多い言語です。
4位C#
4位はC#。CがつくということからC言語やC++関連だと思われがちですが、C#はJavaとC++の良いところを取り入れた言語です。文法的にはC言語に近いところがあるため、C言語を使えるエンジニアにとっては学びやすい言語でしょう。開発元であるマイクロソフト社専用の言語だった時期もありましたが、今では他のOSにも使われています。
5位Python
1991年に開発されたプログラミング言語のPythonが5位にランクイン。近年急速に発展しつつあるAIの開発にもよく使われているというだけあって、注目度も急上昇しています。シンプルな文法なので、エンジニアにとっては書きやすくて読みやすい言語です。