世界中で使われているJava
新しい言語ではないのにもかかわらず世界中で大注目のJava。その人気の秘密はいったいどこにあるのでしょうか。ある4つの要素について考えてみると、Javaの人気が単なるブームのようなものではなく、しっかりと地に足のついたものであることがわかります、また、今後もその人気は続いていくことも容易に想像できます。Javaエンジニアとして年収アップを目指すにあたって、ぜひJavaのすばらしさを再確認しておきましょう。
OSに依存していない
Javaのメリットとしてよく筆頭にあげられるのが、「OSに依存しない」という点です。JavaはJava仮想マシン(Java Virtual Machine)上で動くので、WindowsやMac、Linuxなど、どんなOSや端末でも開発できます。Javaの実行環境は、ORACLE社のホームページからファイルをインストールすることによって構築できます。言語によって環境を選ばなければならないとなると、開発に携わるエンジニアにも負荷がかかりますが、どんな環境でも開発できるとそれだけでも開発効率がアップします。
処理速度の速さ
Javaの次なる魅力は処理速度の速さです。他の言語と比較してもその速さはトップクラス。コンパイラ言語であることが速さの根拠です。コンパイラ言語は、プログラムを実行する際にコンパイルが先に済んでいるので、実行時のコンパイルがない分だけ処理速度が速くなるという仕組みです。処理速度の速さは開発スピードに直結する問題なので、効率化を進めたい現場にJavaが好まれるのもうなずけます。
セキュリティの高さ
個人情報についての認識がより高まるにつれ、プログラミング言語の安全性は最も重要な課題のひとつです。Javaは、セキュリティについてしっかり考慮された設計に基づいて開発されています。高い安定性と安全性は、これまでにさまざまな開発に使われてきた経緯から証明されており、世界中から信頼を得ることにつながりました。高い安全性が求められる金融系の大規模システム開発にJavaがよく使われているのはこのためです。
豊富なライブラリ機能
プログラミング言語には、細かい部品のような機能である「ライブラリ」があります。Javaはライブラリの種類が豊富で、無料のライブラリも数多くあります。すでに完成しているライブラリ機能を付け加えるだけでシステムを増強できるので、1からすべてを開発する手間を大幅にカットすることが可能になります。手間もコストもカットしながらスピーディかつ安全にシステム開発ができるとなれば、Javaに人気が集まるというのはごく当然の流れなのかもしれません。