“企業”で違う平均年収
Javaエンジニアをこれから目指す人にとって気になるのが年収です。同じJavaエンジニアでも、開発プロジェクトの取りまとめ役となる「システムエンジニア」やシステム設計を行う「ITアーキテクト」、プロジェクトの責任者である「プロジェクトマネージャー」や企業のIT戦略を考える「ITコンサルタント」など、さまざまな役割があります。中でもJavaエンジニアの仕事領域は他の言語より広く、一概に年収を表すのは難しいものです。
そこで、数ある企業の中でも年収ランキング上位をキープしている3社の年収についてご紹介します。一般会社員の平均年収が450万円、上場企業の平均年収が600万円ほどと考えると、トップ企業で働くエンジニアの年収がかなり高めの水準であることがわかります。
NTTデータ
ありとあらゆるITサービスを手がける「NTTデータ」は、誰もが認める国内トップクラスの大企業です。ITエンジニアとしては、システムエンジニアやコンサルタント、営業、開発の採用に積極的です。
大卒の初年度年収は330万円と低めのスタート。そこから数年後に主任クラスとなれば年収は590万円と、早くも600万円に手が届こうかというところまで年収がアップします。
さらに先へと進み入社10年を過ぎたころ、課長代理に昇格すれば年収は710万円に。そのまま順調に昇進したとして、45歳を過ぎて課長の座を手に入れたころには年収1,000万円が見えてきます。最終的に統括部長にまで昇格できれば、年収は1,450万円以上が見込めるようになります。
コンサルティングから運用・保守までを一貫してサポートするNTTデータは、「信頼性」「柔軟性」「先進性」「技術力」をかかげ、規模の大小にかかわらず社会に必要なしくみを構築しています。
野村総合研究所NRI
金融系システムの開発やコンサルティングに強いといえば「野村総合研究所NRI」です。活躍しているのはシステムエンジニアやITコンサルタントで、新卒から諸手当残業代込みで年収600万円になるなど、同期の会社員と比較すると破格とも言える年収です。
入社数年は自動的に昇進し、専門職としての地位が安定したころには年収800万円近くになります。30歳を超えると年収1,000万円に到達しますが、しばらくはゆるやかに年収がアップしていくイメージです。
その先の昇進は選ばれし者の道であり、一筋縄ではいかないながら、無事部長クラスにまで昇進を果たすことができれば、50歳ごろには年収2,000万円になる可能性もあります。
NRIでは、アプリケーションエンジニアとテクニカルエンジニアというシステムエンジニアとしての2つの入り口を用意し、その後スキルを身に着けて様々な道でキャリアアップしていける体制を用意しています。
日本電気NEC
「日本電気NEC」は、民間をはじめ官公庁やインフラ向けの事業を展開するIT企業で、PCのハードウェア開発事業でも有名です。
システムエンジニアなら新卒で年収320万円なので諸手当がついたとしてもそれほど高くないという印象です。入社数年で役職なしでも年収は順調にアップし460万円に。残業の状況によっては年収600万円以上になる場合もあります。
30代で主任クラスになると年収は700万円近くにまで上昇。そこから課長、次長になれば900万円台、45歳を過ぎて部長に昇進すれば年収は1,000万円を超えます。
社会での課題を起点に目標を設定し303拠点で世界をリードしていくNECは、安全・安心・効率・公平な社会を実現していくため様々な新しいシステムやサービスを提供し続けています。